新政成一時避難所

新政成一時避難所
物件名 新政成一時避難所
所在地 愛知県海部郡飛島村
構造規模 SRC造 3F
延床面積 1,697.34㎡
竣工 2017年2月

飛島村は、大規模地震の危険性の高い地域として平成14年4月に「東海地震に係る地震防災対策強化地域」に、平成15年12月に「東南海・南海地震防災対策推進 地域」に指定されています。それを受けて村では想定される津波被害に対応する避難施設の整備が進められています。

この施設は、村のほぼ中央に位置する新政成地区に住む、約600人を対象として作られています。津波被害を避けるため、1階部をピロティとし、梁下をTP+4.0mとして計画しています。避難室は2階及び3階とし、屋上にも想定外人数の避難が可能となっています。

村内の一連の施設は、全て同じ性能を確保するよう設計されていますが、制振装置に関しては設計者の判断で異なったタイプの装置が採用されています。

この建物では、トグル式の制振ダンパーを採用し、2階の東西南北4面に設置することで地震の揺れを軽減する計画としています。大地震を受けた後でも装置に対するダメージが最小限で抑えられ、長寿命化が図れる施設となっています。

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